夏が終わり、瞬く間に秋が到来しました。朝夜は肌寒く感じられるほどです。
秋が終われば、冬が訪れます。冬は日照不足のために体調を崩される方が多い季節です。太陽光が目から入ると、脳は「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」を分泌します。セロトニンには安心感や幸福感を与える効果があり、このセロトニンが不足すると抑うつや冬季うつ病に掛かりやすく、重症化すると本格的なうつ病となってしまうこともあります。そのため、冬には積極的に太陽光を浴びる時間を設けるのが効果的です。また、昼間に分泌されたセロトニンは夜に入ると「メラトニン」という物質に変化します。メラトニンは夜、眠気の元となり、深い睡眠を与える物質です。したがって昼間の日光浴は快眠にも繋がっているのです。また、昼間に深い眠りについてしまうと夜眠るために必要なメラトニンが不足し、眠れなくなる、睡眠が浅くなるなどの症状が出るので、昼間はなるべく深い眠りは避けて、十五分程度の軽い昼寝にするのがおすすめです。
日光浴と運動を兼ねた15分~30分程度のウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、運動によるドーパミンやアドレナリン、エンドルフィンといった心の幸福感を与えるホルモンを分泌させる効果があり、日光浴による健康効果と合わせることで、さらにその効果を高めます。身体への疲労感は睡眠ホルモンとともに心地のよい深い睡眠を与え、ダイエット効果も期待できます。これからの季節も、太陽光をたっぷり浴びて、元気に乗り切っていきましょう。